雑記

リングフィットアドベンチャーは肥満児に超オススメ!コロナ対策にもなる!?

皆さん、リングフィットアドベンチャーってご存知ですか?

ニンテンドースイッチの人気ゲームソフトの一つで、ガッキーがCMで宣伝しているフィットネスのゲームです。

コロナ禍でニンテンドースイッチがそもそも品薄なのですが、このリングフィットアドベンチャーもずーっと品薄の状態が続いています。

「リングコン」という特殊なコントローラーが大量生産できないことも、品薄の原因と言われていますね。

 

以前Twitterでも書きましたが、私の誕生日に奥さんがなんとこのリングフィットアドベンチャーの購入権を抽選で当ててプレゼントしてくれました!

現在2週間使用している状況なのですが(購入してから2週間というわけではなく、14回ゲームを起動してプレイした状態ということです)、これは相当よいプレゼントだ!と感謝・感激し、この感動をだれかと共有したい!ということで今回投稿しようと思いました。

 

本文を投稿する前に、わたくしDr.アシュアの普段の運動能力について語らねばなりませんね…、ちょっと嫌ですけど・・・(イメージがぁぁぁ)。

 

Dr.アシュアの運動能力・運動習慣について

・当直が辛くなってきた中堅小児科医

・小、中、高、大学と基本的にずーっとウンチ君(運動音痴の略)

・徒歩+電車で通勤

・病院では迷わず階段よりエレベーター派

・普段の運動習慣は皆無、もちろんフィットネスやジムの経験なし

・土日に子どもと外で遊ぶと体力が持たず、夜子供を寝かしつけつつ就寝

…書いていて悲しくなる。。

とまぁ運動習慣がなくて、定期的に運動しなきゃなぁ…と頭の隅で思ってはいるものの、日々の仕事に忙殺され時間が過ぎ去っていくという、社畜ならぬ病畜の成人男性です。

疲れからか、もともと悪かった姿勢もさらに悪くなった結果、当直中でもないのに「先生、疲れてませんか?大丈夫ですか?」と看護師さんに心配されるような、そんなちょっとお疲れDr.です。

…書いていて泣きたくなる。。

そんなDr.アシュアがどうしてリングフィットアドベンチャーが良いと感じたのか、どのあたりに感動したのか。小児科医目線で論文などのエビデンスも交えつつ書いていこうと思います。ただ、効果・効能については個人的な見解がかなり含まれていますのでご了承ください。

 

リングフィットアドベンチャーとは何か?

このような「リングコン」と言われる円形の機械と「レッグバンド」と言われる足に巻き付けるバンドに、それぞれニンテンドースイッチ専用のコントローラー「ジョイコン」を取り付けます。

リングコンはコントローラー兼フィットネス用具に。

レッグバンドは”足がどの場所に位置しているか”のセンサーになります。

 

リングコンは、その名の通りわっかの形状をしていて、両手でもって押し込んだり引っ張ったりするフィットネス用具です。

組み込まれているジョイコンが位置のセンサーもしてくれているので、リングコンを右に向ければ画面のキャラクターが右を向き、左に向ければ画面のキャラクターも左を向きます。

 

レッグバンドは、センサーの役割をしており、例えば私がその場で足踏み/ジョギング/速くジョギングすると、その足の動き方を読み取ってゲーム画面に反映させてくれます。

それ以外にも、もも上げの筋力トレーニングではももが十分上がっているかを、スクワットでは十分足が曲がっているかをセンサーしてくれます。

 

この「リングコン」と「レッグバンド」を装着した状態で、画面を見ながらゲームをプレイするわけです。

 

リングフィットネスアドベンチャーという名前だけあって、「アドベンチャーモード」がこのゲームのメインになるのですが、色々なステージをジョギングしながら走り抜け、途中に出てくる敵キャラクターを筋力トレーニングバトルで倒しながら進んでいきます。

バトルでは、「フィットスキル」という色々な筋力トレーニングを使うことで、敵キャラクターにダメージを与えていきます。

もちろん実際に筋力トレーニングを行うことが必要ですよ。

興味のある方は、公式サイトを見てみても良いかもしれません。

リングフィットアドベンチャー公式サイト

 

リングフィットアドベンチャーの、こんな所が素晴らしい!

なんとなくリングフィットアドベンチャーのイメージがわきましたでしょうか。それでは、これからこのゲームのどんな所が素晴らしいと感じたかを書いていきたいと思います。

 

毎回の開始時/終了時のストレッチが良い!

運動不足の私は、例えば運動しようとして急に家の周りを走ったりするとすぐに全身が筋肉痛になってしまうため、仕事にも響いてしまい運動が続けられなくなっていました。。。。

このゲームはその辺り良く作りこまれていて、開始時と終了時に必ずストレッチが入ります

こども達はアドベンチャーモードをすぐにやりたいのですっ飛ばしていますが(ストレッチをやるorやらないの選択ができるのも◎ですね!)、私の場合はこの開始・終了時のストレッチを毎回じっくりとやっています。これは、最高にありがたいと感じました。

翌日に筋肉痛を残すことが少ないので、仕事にも影響が出ません。無理なく続けることが出来るな~と感心しました。

しかも!終了時のストレッチは、その日に行った運動の内容によって内容が変わるんですよ!これは驚き!

例えばお腹と下半身を沢山鍛えている場合には、お腹と下半身のストレッチを増やしてくれるんですよね。

任天堂の気配り上手には、、、脱帽です。

 

有酸素運動と筋力トレーニングの組み合わせがよい!

アドベンチャーモードでは、その場で走る「ジョギング」をしてステージを進んでいき…、敵が現れると色々な「筋力トレーニング」を行って敵を倒す、という流れで進んでいきます。

ジョギングは負荷が軽く酸素を呼吸でしっかり取り込みつつ行う「有酸素運動」であり、

筋力トレーニングは多くがスクワットのような筋肉に抵抗(レジスタンス)を繰り返しかける「レジスタンス運動」です。

これらを組み合わせてストーリーを進めていくことになります。

ここがポイントで、「有酸素運動とレジスタンス運動を組み合わせて行うことが、肥満を解消させるために一番有効である」ということは色々な論文でも報告されているエビデンスがある事実なんですよね。

J Evid Based Med. 2017 May;10(2):108-128. PMID: 27792271

Exercise and BMI z-score in Overweight and Obese Children and Adolescents: A Systematic Review and Network Meta-Analysis of Randomized Trials

George A Kelley, et al.

これは34件の研究、2239人の対象者における研究結果をまとめて解析した論文です。

運動の内容の中央値は、週3回・1セッション50分・12週間というものでした。筋力トレーニングだけだとBMI zscoreは改善せず、有酸素運動と筋力トレーニングを併用することで有意にBMIが減少したという結果でした。

Br J Sports Med. 2018 Feb;52(3):161-166. PMID: 27986760

Concurrent aerobic plus resistance exercise versus aerobic exercise alone to improve health outcomes in paediatric obesity: a systematic review and meta-analysis

Antonio García-Hermoso, et al.

6歳~18歳を対象として、12件の研究、555人の結果がまとめられた論文です。

レジスタンス運動と有酸素運動の効果を検証。効果は高く、体組成、代謝プロファイル、炎症反応の状態を改善させたという結果でした。

6か月以上継続することが重要とのコメントがありました。

 

リングフィットアドベンチャーでは、アドベンチャーモードをプレイしていれば、自然と「有酸素運動」と「レジスタンス運動」を行ったり来たりすることになります。減量効果やトレーニング効果が最大化されていることになるわけで、ダイエットにとても有効な方法がとられているのだな、と感心しました。

 

筋トレの慣れにあわせて負荷をこまめに変更できる!

このゲームの中には、「運動強度」という概念があります。

運動強度を強めると、敵とのバトルの時に使うフィットスキル(=筋力トレーニングのことです)で、必要な筋力トレーニングの回数が増えたり、姿勢保持の時間が長くなったりします。

運動強度を上げる⇒筋力トレーニングがキツくなる⇒トレーニング効果が高くなるということです。

僕のような運動音痴の場合には、運動強度が強すぎると疲れてしまうので、はじめはかなり低く設定していました(=白状しますが奥さんよりも低かったです…)。

この運動強度は簡単に変更することが出来ます、というか毎回フィットネスを始めるときに「運動強度を調整するくだり」が入ります。

僕でもトレーニングを続けていけば確実に筋力がついてくるので、この数字をちょいちょい上げていくことで、常に効果的なトレーニングができるわけです。

そしてこの運動強度、アドベンチャーモードで自分のセーブデータを選択してゲームを始める時に、他の家族の数値も確認できちゃうんですよね~

これは地味に良くできているな~とDr.アシュア的に感心したポイントなんですが、家族がどれくらいの運動強度でプレイしているか、今まで何kcal消費したなどがパッと確認できるんです。

運動が苦手な肥満のお子さんが、運動を続けていくのに必須な条件の1つが「子どもに1人で運動をやらせない」ということです。

そもそも運動が苦手な子が、1人で運動を続けられるわけがないですよね。だから理想的には「友達や家族と一緒に運動習慣を身につけていく」ということが大事なのですが、そもそも子どもが運動が苦手になってしまった背景として、外遊びを一緒にする相手がいなかったり、家族みんなが運動習慣がないパターンが良くあります。

リングフィットアドベンチャーは一人用のゲームではありますが、家族で代わる代わるプレイすることで、お互い刺激しつつ楽しく運動を続けていくことが出来るかもしれません。

実際我が家では、僕だけでなく奥さんや息子たちもリングフィットをプレイしており、アドベンチャーモードの話をしながら楽しく運動しています。家族と競争して話のタネになったりするので、トレーニングを続けていくモチベーションに繋がったりするわけです。ニクイ仕様になっていますね!

 

今どれくらいの運動をしているかのフィードバックが密!

小児肥満症ガイドラインで、「肥満症のお子さんに推奨されている運動の強さ」というものがあります。

肥満改善のための運動は体脂肪の燃焼を主目的とするため、運動療法時の負荷強度は脂質代謝を促すような有酸素運動領域を基本とする(平均心拍数120-140/分)とする。現実的には主観的な運動強度(RPE)11-15(楽である~ややきつい)程度を意識して運動してもほぼ至適運動強度となる。小児肥満症ガイドライン2017より

「教科書的な推奨」「現実的にどう患者さんに指導するか」の隔たりはかなり大きくて、このあたり医者はかなり苦労しています。だって子どもに脈拍なんて測りながら運動させるなんてできないですもん。

それがリングフィットネスアドベンチャーだとできてしまう!「さすがリングフィットネス!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ
 そこにシビれる!あこがれるゥ!」

…ごほん。少しテンションがおかしくなりましたが・・・。

アドベンチャーモードのステージを1つクリアするごとに「運動後のカラダを調べますか?」という項目が出てきます。リングコンの所定の場所に親指を置くと、リングコンに組み込まれているセンサーが脈拍を測定してくれ、今どれくらいのレベルの運動になっているかを細かくフィードバックしてくれるんですね。これが非常によいです!

同じ運動強度でフィットネスをしていると、自分の筋力の成長に合わせてだんだん楽になってきます。そのままダラダラ同じ運動強度で続けていると、知らないうちに有効な運動の強さになっていないという状況になりかねません。

今どれくらいの運動をしていたかを密にフィードバックしてくれるこのシステムのおかげで、運動の強さをいいタイミングで上げて、効果的にフィットネスを行うことが出来ます。

さらに、アドベンチャーモードのステージを1つクリアするごとに、どれくらいのカロリーを消費したかを明確に数値化してくれます。もちろんリングフィットネスは正確な医学機器ではないので、カロリー計算は概算ではありますが、概算でも数字が出てくることは大きいです。

 

肥満のことを勉強すると良く分かる事実ですが、一般的に「運動でカロリーを消費することは難しく、食事でカロリーを摂取することは簡単」です。

例えば30分ランニングして消費できるカロリーはせいぜい100-200kcalですが、運動後に菓子パン1個食べたとしたら、余裕でトータルでカロリーはプラスです。菓子パン1個食べるのなんて5分もかかりませんよね? こうして人は太っていきます・・・。

実生活でこの事実に気が付けるチャンスはほぼありませんが、リングフィットネスアドベンチャーでは、すぐに運動のカロリーを概算しフィードバックしてくれるので、消費したカロリーの量を把握することができます。

はじめはぎょっとするはずです「こんなに動いたのにこれくらいしかカロリー消費してねぇよ、、、。さっき食べたじゃがりこ300kcalじゃねーかッ!!」って。

これは、食事のカロリーに気を付けるきっかけになるのではないでしょうか。

アフターコロナ時代では密を避けるという鉄則がありますが、フィードバックは密がよいですね!

 

センサーやお手本のおかげで正確にフィットネスできる!専用トレーナーがいるみたい!

バトルで使用するフィットスキルという名の筋トレは、「腕、お腹、足、ヨガ」と色分けされていて、それぞれどこを鍛えているかが分かりやすくなっています。さらに実際筋トレしているときは、どこの筋肉を鍛えているかが動画で出てくるので、意識してトレーニングしやすくなっています。

前述のように、フィットスキルで実際筋トレをしているときは、「リングコン」「レッグバンド」のセンサーがかなり精細に体の動きをモニターしてくれています。スクワットなら、十分足を曲げて有効にスクワットできていれば攻撃力が上がるし、さぼって適当にスクワットしていると攻撃力が下がってしまうというように運動精度を評価してくれるので、自然に正しい姿勢で筋トレするようになります。ショージキ、これが最高にきついんですけどね(笑)。

お手本の動きも毎回動画で出てきますし、どういう所に注意して筋トレを行ったらよいか結構頻繁に声で教えてくれるので、トレーニングの精度が高く維持しやすく設計されています。

実際フィットネスに行ったことがないのでわかりませんが、専用トレーナーがいたらこんな感じなのかな?という感想を持ちました。

 

継続する上で必要な要素、ちゃんとゲームとしても面白い!

子どもの肥満の運動療法のポイントの一つとして「ゲーム的な要素を取り入れる」というものがあります。

ただ運動する、ただ歩くというのは大人ですら辛いことですよね。そして子どもは大人よりも飽きやすい。

だから基本的に子どもの運動療法は、治療として行うと普通に失敗します。ですから単純に「外遊びを増やす」「家から外に出す」ということを指導・指示されることのほうが現実的にも多いと思います。

しかし肥満のお子さんは、「外遊びが苦手で、ゲームや動画視聴・テレビが大好き」な性質であることが多いのが実情です。外遊びを増やすなど色々提案しても、なかなか活動的に過ごすということは困難なケースが多いと思います。

しかも、昔と違って今の子ども達は忙しいですよね。習い事に塾にと通っているお子さんも珍しくないので、お友達同士の時間が合わないことも多く、子ども同士で集まって外で元気に遊べる時間そのものの確保が難しい。。

このあたりの悩みは、リングフィットネスアドベンチャーなら一気に解決できるかもしれません。

 

アドベンチャーモードは、普通にゲームとしても良くできています。レベルアップしていけば、新たなフィットスキル(=繰り返しますが色んな筋トレのことです)が開放され、より筋トレの内容が濃くなってきます。人生の中で運動をしっかりやってこなかったDr.アシュアも、毎回「こんな筋トレがあるのか!?」という驚きを感じながらゲームをプレイしています。

様々な敵が出てきますが、効果が高いフィットスキルがそれぞれ違ったりするので単調なバトルにはなりませんし、フィールドやバトルで集めたお金でウェア(身に着ける服)を購入して攻撃力・防御力を高めたりするドラクエのような装備品の要素もあります。体力の回復アイテムや回復技などもあり、ふつーにゲームとしてよくできています。

ストーリーこそ子ども向けではあるものの、逆に分かりやすいのでお子さんでもプレイ可能な内容だと思いました。漢字にルビはついていないので、ちゃんと理解して進められるのは小学校中学年以降だとは思いますが、たくさん売れたという事で公式のアップデートでルビがついたりしないかな~と期待してしまうところです。

運動は、「継続して習慣化する」ことが重要です。肥満のお子さんの場合、摂取カロリー>消費カロリーの生活が身に染みついているわけなので、習慣として運動ができるようにするべきなのですがそれが難しい。運動を続けるという意味で、リングフィットネスのアドベンチャーモードのゲーム性やストーリー性はとっても有用だと感じました。

さらにゲームというとやりすぎや中毒性について心配になる親御さんもいるかと思いますが、このゲームについてはその点はご心配には及びません。だって、フィットネスですから。自分の体力が尽きればやめざるを得ません。私も、結構筋トレには慣れてきたものの運動強度を十分に上げているせいで全然長くゲームできません。30-40分が限界です。

 

以上となります。少しでも「リングフィットネスのすごさ」がご理解頂けていれば幸いです。

ここからは、リングフィットネスアドベンチャーのゲーム内容からは少し離れて、ゲームでフィットネスを行うことの利点について考えていこうと思います。

 

アフターコロナ時の運動量確保に最適

ご存知の通り、今世界中で新型コロナウイルス感染が蔓延しています。まだ特効薬やワクチンが開発されておらず、集団免疫も獲得されていない状況ですから、まだまだ感染が制御されるまでには時間がかかりそうです。

コロナウイルスは不思議なウイルスです。人が密集している所で感染が起こりやすく、3密(密閉、密集、密接)を避けることが、感染しないために重要です。

まだ対策方法がしっかりされていない頃は「フィットネスジムでコロナウイルスのクラスターが発生した!」なんてニュースが良く出ていましたよね。最近ではフィットネスジムでの感染対策も進歩してきていると思いますが、さすがに家族以外の不特定多数の人に接することなくフィットネスジムで運動する事は難しいですよね。

その点、リングフィットネスアドベンチャーなら自宅で運動することが出来ますから、これ以上の新型コロナウイルス対策はないでしょう。適度な運動を定期的に行うことは、免疫能を高めることにもつながります。

巣ごもり人口が増えたためにゲームの消費量全体が増えてニンテンドースイッチ、リングフィットネスアドベンチャーが品薄になっていますが、「新型コロナウイルス感染を防ぎつつ運動量を確保することができる」ことがリングフィットアドベンチャーが売れている一つの理由かもしれませんね。

 

夏の暑い時期、冬の寒い時期の運動量確保に最適

私は小児科医で糖尿病などを見ている領域(内分泌といいます)を専門にしているので、普段から肥満のお子さんを診療しています。やはり運動が苦手で体を動かす習慣がないお子さんが多く、色々と指導をしても運動習慣を身に着けさせることはなかなか困難です。

普段から運動習慣がついている大人やお子さんは、それこそ暑かろうが、寒かろうが健康的に体を動かしていると思いますが、私を含め運動習慣がないお子さんは、なんだかんだ理由があると家で過ごしてしまいがちです。

暑い夏は、熱中症が怖いから。寒い冬は、寒すぎるからインフルエンザが怖いから。梅雨・秋雨の時期は雨が降れば、もちろん外に行こうなんて思いません(まあ、雨が降ったら外遊びは難しいですが…)。

運動をリングフィットアドベンチャーなどのゲームで行うことのメリットは、まさにここでしょう。

自宅で行うのでオールシーズン、気候・気温に関係なく運動することができます。暑い寒い関係なしに、運動だけに集中できるので、普段運動が苦手なお子さんでも「ちょっとやってみようかな…」という気持ちになるかもしれません。

実際に夏場の屋外での運動は、熱中症のリスクはありますから、安全に運動できるという点はとても大きいメリットだと思います。

 

最後に

色々と書いてきましたが、Dr.アシュア的には相当いい買い物をしたというか、最近のフィットネス系のゲームって本当にすごいな~と感心したわけです。

肥満のお子さんや運動嫌いのお子さんが運動に目覚めるきっかけに最適ではないかと感じました。個人的にも、筋力トレーニングを行ったことで肩こりが改善して非常に満足しています。

まとめを書いておきます。

リングフィットのココがおすすめ

・ゲーム前後のストレッチなど、細やかな気配りが溢れている!

・有酸素運動とレジスタンス運動の繰り返しが、医学的にも肥満にとても有効!

・運動内容の振り返りが密で、適切な運動になっているかを自己チェックしやすい!

・筋トレ内容の細やかな監視とアドバイスがまるでトレーナーがいるみたい!

・ゲーム性が素晴らしく、継続しやすく設計されている!

・暑くても寒くても雨が降っていてもコロナ禍でも、安全に運動量を確保する手段として最適!

現在コロナ禍の影響で、ニンテンドースイッチ、リングフィットアドベンチャーともに品薄になっていて購入することが難しい状況ではあるものの、今後増産体制を敷くという事ですし、気になっている方は購入を検討しても良いのではないでしょうか。

ちなみに、ニンテンドースイッチにはニンテンドースイッチライトという携帯機専門のモデルもありますが、これにはリングフィットアドベンチャーで使用する「ジョイコン」がついていないので、プレイそのものが出来ません。ご注意ください。

今回は以上となります。参考になれば幸いです。

 

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